BRIDAL EPISODE レキシアブライダルエピソード

 Episode10.

彼の心を動かした、気付かなかった彼女の優しさ。

2009.09.01 | 大阪心斎橋店

 
 それはレキシア 大阪心斎橋店がオープンしたばかりの日の出来事でした。店内のショーウインドウを夢中でご覧になるカップルに私が声をおかけすると、おふたりは半年後にご結婚されるとのこと。今日、ご来店されたのも、彼がずっと憧れつづけていた“一生モノ”となる時計を結婚記念にペアで揃えよう、ということから。そんなおふたりは店内を何度も回りながら試着を重ねていました。お互いに目に止まったモデルを腕に着け、見せ合っている微笑ましい姿が印象的でした。ところが最終的におふたりが第一候補にされたのは、まったく異なるタイプのモデル。意見がふたつに別れてしまったのです。その理由はおふたりのワーキングスタイルにありました。彼は作業着姿にマッチするカジュアルなスポーツタイプ、彼女は制服姿に似合う可愛らしいピンクの文字盤が際立つタイプ・・・。実用時計であるロレックスであれば、職場でもさりげなく身につけることができる、いつでも腕でお互いの存在を感じていられる、だからこそ、ワーキングスタイルにも馴染むデザインを選びたい・・・。その想いが、どうしても譲れないこだわりになってしまったようです。おふたりの話し合いは平行線のまま、とうとうその日はお帰りになりました。アドバイザーであっても、この問題に対しては適切なアドバイスができるはずもありません。おふたりの気持ちが分かるだけに、とても残念でした。
 それから数カ月が過ぎたある日、そのときの彼がひとりでご来店されたのです。迷うことなく彼が選んだモデル、それは彼女が第一候補に選んだデイトジャストのペアでした。お話をお聞きすると、あれから彼女と時間をかけて話し合ったそうですが、お互いに理解することができず、ついに彼女は“もう買うのをやめよう・・・”とおっしゃったとのこと。「それでもあの日、あんなに楽しそうに試着していた姿や指輪ではなく僕が憧れていた時計にしよう、と彼女が提案してくれた事を考えると、いつも彼女は自分より僕の気持を大切にしてくれていた。だから結婚記念の時計は彼女に合わせようと考え直しました」と彼。「ペアは初めてなんで、ちょっと恥ずかしいですけどね……。今日、ここに来たのも彼女には内緒。結婚式で彼女に手渡します」と顔を真っ赤にしていたことが忘れられません(笑)。裏蓋にはお互いのお名前と『Alive Together』のメッセージを刻印。本当に心から“よかった!”と思いました。
 一年後、ブレスレットの洗浄にご来店されたおふたりの腕には、あの日、彼が顔を真っ赤にして選んだペアのデイトジャストが輝いていました。彼は結婚式でなんと時計を箱ごとケーキの中に隠しておいたとのこと。まさに甘い甘いサプライズに彼女はとても驚かれたそうです。それからも半年に一度、時計のブレスレット洗浄でご来店くださるおふたり。今、彼女のおなかの中には『Alive Together』の想いが結実した、新しい家族の命が健やかに息づいています。

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